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賃貸物件でのトイレの修理は誰の責任?管理会社に連絡は必要?


賃貸物件に住んでいる方は、専有スペースで起きるトイレのつまりが起きた際には、対応方法が持ち家とは異なります。原因次第で大きく変わることになり、通常は管理会社に連絡を入れる必要はあるものの、自費で修理しないとならない事例もあります。いざという時にどうしたらいいのか詳しく見ていきましょう。

自己負担なしに直せるトイレのつまりの条件とは

賃貸物件に住んでいる方は、アパートやマンションでも殆どの物件で管理会社が管理を行っています。水回りのトラブルが起きた際には、オーナーではなく管理会社に連絡をして、管理会社側で自社、若しくは委託会社により修理を行うことが基本です。

水のトラブルは完全に避けることは難しいので、何年も同じ物件に住んでいると、いつかは遭遇するものです。トイレのつまりの問題では、自己負担なしに修理できる範囲があります。

条件は普通の使用を守って使っていても発生してしまった事例です。入居者に何ら落ち度がなく、普通にトイレを使っていたものの、老朽化によりつまりが起きた際には自己負担はありません。古い物件に多く見られる現象ですが、20年以上も経過しているトイレの場合、問題が起きない方が珍しいとも判断できます。そのため、普通に使用をしていて、普段通りに変わらずに使っていたものの、急につまりが起きた際には、その旨を管理会社に十分に伝えた上で即座に修理を行ってもらう方法が原則です。

ここで注意が必要になることがあり、早期に直したいからと言って、自主的に勝手に修理会社に依頼をしてしまうと、金銭的な問題で管理会社側とトラブルが起きてしまう可能性があるので、賃貸物件の場合は必ず管理会社を通して対応してもらう必要があります。相談の中で修理会社を自ら選び、請求書を管理会社側に送ることを了承する会社もあるので、どちらにしてもまずは管理会社に連絡することが先決です。

管理会社を通しても自己負担になる事例もある

賃貸物件でトイレのつまりが起きた際には、まずは、どのようなことが原因であっても修理を依頼するには管理会社に連絡することは必要です。室内空間は専有スペースとして考えられますが、賃貸の場合は全てを借りているという立場なので、自らの判断で勝手に行動することは避けた方が賢明です。

普通のつまりの場合は無償で修理を行うことができますが、入居者側に過失がある場合は、内容次第で修理料金は自己負担になる可能性はあります。例えば汚物やトイレットペーパーを大量に流したことが原因で、これまでの過去歴では無償で直してもらえたという方でも、度重なる問題を繰り返している場合、修理代は自己負担になり得ます。

通常は便器に流して良いものとそうではない物に分けることができますが、入居者の不注意により携帯電話や小物雑貨等を誤って流してしまったことが原因という事例、お子さんがいるご家庭ではおもちゃやお菓子などを流してしまい、つまりを引き起こした際には過失は入居者にあると判断されるので、自費での修理が求められます。普段から洗浄剤などを用いて、不具合が起きないように施すことも大切な行動になり、余計なトラブルから回避できます。

入居者に求められている範囲はあくまで通常利用の範囲に限定されているので、老朽化が原因となり、既に排水管内部が汚れで狭くなっている状態でトラブルが起きたような際には、掃除をしていてもしなくても入居者に過失があるとは言えません。実際に管理会社やオーナー主導で定期的に洗浄を行っている物件もあるので、過失は自ら明確にした上で話し合いをすることも正しい方法です。

簡単な症状であれば自ら直してみる方法もある

賃貸物件の場合、水回りのトラブルは管理会社に連絡した上で、適切な方法で解決されるものですが、トイレのつまりを事例にした際には、症状が軽いと判断できた際には、自己流で直してみることには何ら問題はありません。自力で作業したことで、2次被害を与えてしまった際には後々に問題に発展してしまうので、被害が拡大しない程度で正しく直してみることは必要です。

症状が軽い場合はお湯を流す方法や、ホームセンターで売られている専用の薬剤を流す方法も効果的です。少し時間をおいて待ってみて、流れが良くなれば洗浄剤を更に用いる方法で排水管内部を洗浄できます。この程度よりも症状が少しだけ重たい場合は、ラバーカップを用いる修理方法があります。こちらもホームセンターで購入できる道具なので、1本でも予め持っていると何かと役立ちます。

ラバーカップは排水管内部のつまりの原因を引き出す役割を持っているので、汚れが周囲に飛散する可能性があります。トイレという狭い空間で周囲を汚さずに使用するには、便器の蓋を開けて便器全体をキッチン用のラップで蓋をする方法、大きなビニール袋を利用して蓋を作る方法で汚水が飛び散ることを防げます。

ラバーカップ以外では真空ポンプやワイヤーブラシという選択肢もありますが、いずれも2次被害を呼び込んでしまう可能性は低い道具なので試してみる価値は十分にあります。

 

賃貸アパートやマンションで起きるトイレのつまり問題は、何ら落ち度が無い場合は管理会社側が無償で修理をしてくれます。一方で入居者側に過失がある際には内容次第で修理費用は自己負担になります。症状が軽い際にはいくつかの道具類を駆使して自ら直す方法も悪くはありません。

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