尿石でトイレがつまるってホント!?自分でできる予防策とは
トイレがつまる原因の一つは「尿石」になります。尿石の場合はスッポンを使ったとしてもすぐに取り除くことができません。そのため、多くの場合は業者に依頼するしかありません。業者に依頼すると、それなりのお金がかかるため、予めつまらないようにしておくことが重要になります。
通常の掃除ではなかなか落ちない
尿石は、尿から出る成分が固まって出来上がるものです。例えば新築住宅に住み始めてお手洗いを使った場合、最初の1年目でかたまりができることはあまりないでしょう。ところが何年もするうちに、少しずつ塊ができてきて、しまいには大きな塊になってしまう可能性があります。
この塊は石のように硬く、普通のトイレ用のブラシなどで洗っても落ちるものではありません。中には落ちるものもありますが、あまりにも年月が経過してしまった場合には、普通の道具では難しいと考えたほうがよいです。かといって、そのまま放置しておくとトイレのつまりの原因の一つになるため厄介です。
そこで、これを落とすための方法としては、薬剤をつけて落とす方法が考えられます。どのような薬剤がよいかといえば、酸の成分が入っているものがよいでしょう。酸の成分が入っているものは、汚れを落とす力があります。ただ落とすだけでなく、それを長時間つけておくことで少しずつ分解してきます。これにより、表面がきれいになる可能性が高いでしょう。
つけておくといっても汚れている部分が斜めになっている場合には、液体が下のほうに流れて行ってしまう可能性も否定できません。このような場合には、なかなか効果がないのではないかと感じる人もいるでしょう。しかし、仮に液体が下のほうに流れて行ってしまっても、それなりの効果を発揮することが多いです。そのため、あきらめずに一度挑戦してみましょう。
もし、液体が流れて効果がないと感じる場合には、トイレットペーパーなどに酸の液体を染み込ませ、汚れを落としたい部分に貼り付けておくことです。わりとぐっしょりとペーパーに液体を染み込ませたほうが効果的と言えます。スーパーマーケットや薬局などに販売されている潜在にも、酸が含まれたものがありますので、気軽に手に入れることが可能になります。
意外と身近なもので落とすことができる
尿石を洗い流すためには、酸が含まれている洗剤も有効になりますが、意外と身近なものでも落とすことが可能になります。それは、クエン酸と呼ばれるものです。クエン酸と名付けられているように、この成分も酸が含まれています。
液体のものも存在しますが、ペースト状のものもあり非常に便利です。ペースト状のものの場合には、斜めになっている便器の側面にも貼り付けておくことができるからです。わざわざペーパーに液体を染み込ませる必要もありません。
ただこれを使う場合の問題点ですが、酸性の洗剤と塩素系の洗剤は同時に使わないことが重要です。酸性の洗剤と塩素系の洗剤を混ぜ合わせてしまうと、塩素ガスが発生する可能性があります。この塩素ガスは、身体にとても悪影響を及ぼすものです。
特にトイレ掃除をしているときは、狭い密室の中でおこなわれている可能性があるでしょう。気がつくと、倒れている可能性があり命の危険性が考えられます。しかも通常の洗剤の場合は塩素を使っているものが多いため、無意識のうちに混ぜてしまうことも考えられます。このような知識を持っているだけで、安全に作業をすることができるでしょう。
便器を汚さない方法とはどのようなものか
尿石がついてしまった場合は、それを落とすのが一番になりますが、初歩的なことを考えればそもそも汚れが付かないようにすればガスの問題なども発生せずに済みます。それどころか、つまりが発生する可能性もまずなくなるでしょう。
そこで、まず最低限理解しておきたいことは尿石の成分になります。実はこの成分を分解してみると、アルカリ性であることがわかりました。アルカリ性の汚れ落とす場合には、酸性を混ぜて中和させることで初めて落とすことが可能になります。
ただ、こびりつく前の段階は単なるアルカリ性の黄ばみになったわけです。つまりこの黄ばみの状態で常に掃除を心がけておけば、塊になることもありません。当然詰まりが起こる可能性も少ないでしょう。
トイレつまりが発生する原因の一つが、尿石といわれるものになります。これは何十年も利用し続けた便器に付着して、やがてつまりが発生する可能性が出てくるわけです。
もし塊が便器にできている場合には、酸性の洗剤で落とすとよいでしょう。これにより、完全にきれいにすることが可能になります。当然ながらつまる可能性もなくなるでしょう。
しかし、酸性の洗剤は塩素系の潜在と混ぜてしまうとガスが発生してしまうため、注意しなければなりません。