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トイレつまりを放置することによって起こりうるトラブルとは?

公開日:2021/11/15   最終更新日:2025/07/24

誰もが一度は経験するトイレつまり。放置すると自然に直った経験をお持ちの方もいるのではないでしょうか。しかし、トイレのつまりは放置することで逆に事態の悪化を招く場合があります。本記事では、トイレつまりを放置するとどのようなトラブルが起こりうるのか。また、トイレつまりの解消方法や、トイレつまりを予防する方法をご紹介します。

トイレつまりを放置することによって起こりうるトラブル

トイレつまりの原因が、トイレットペーパーや排泄物などの水に溶けるものであっても大量に流しすぎた場合や、携帯や子どものおもちゃ等の固形物、とくに吸水性の高いオムツやナプキンなどがつまった場合の放置はトラブルの元になります。トイレつまりを放置すると起こりうるトラブルは主に以下の3つです。

突然水があふれるようになる

トイレがつまった後、放置することで水面の状態が落ち着いて、一見問題ないように見えてしまうことがあります。その状態で次に使う人が水を流してしまうと、急に水が溢れかえって床が浸水してしまう可能性があります。

また、なんだか流れが悪いなと感じつつトイレ詰まりを放置していると、詰まっているものに次に流れるものが徐々に引っかかって突然流れなくなってしまうこともあります。トイレが常につまり気味になっているときはそのままにせず、早めに対処しましょう。

水位が下がることで悪臭が発生する

便器に常時溜まっている水(封水)は、下水の匂いが上がってこないようにするフタの役割を持っています。トイレつまりを放置すると封水の量が減り、下水管の悪臭が上がってきてしまうことがあります。

そのため、水に溶けるものであっても長い時間放置し続けることは避けた方がよさそうです。万が一、悪臭が発生していると感じたら、すぐに放置することをやめて別の方法で対処しましょう。

共同住宅の場合、階下へ水漏れが起きる可能性がある

トイレがつまり気味の状態で放置し続けた結果、気づかぬうちに階下の部屋に汚水が漏れていたという事例もあります。生活汚水による漏水は、多額の賠償金が発生するなど深刻なトラブルの原因となります。自分で修理する以外にも、設備不良として管理会社に問い合わせることもできるため早めに対処していきましょう。

トイレがつまる原因と対策を知る

水道トラブルにも水漏れやつまりなどがありますが、トイレもつまりが発生しやすい場所です。改善のためには、それぞれに合う方法を選ぶことも大事ですので、まずは原因を確認しておきましょう。

つまりの原因として多いものに、トイレットペーパーを一度に多く流すということがあげられます。この場合は多く使う場合は複数回に分けて流すことで予防できます。水に溶けると自然に解消できていることもありますので、少し時間を置いてから流してみるのも良いでしょう。

紙おむつや生理用品など水に流れないタイプの紙は絶対に流さないようにします。流せるタイプのお掃除シートやペットのトイレ砂の場合も、一度にたくさんの量を流すことは避けたいところです。ペットの糞には毛玉が混じっていることが多く、これがつまりの原因となりますので、流せるタイプの砂でも水に流さず燃えるゴミなどの形で処分したほうが無難です。

この他では異物を落としてしまうこともつまる原因になりますが、このときは水を流さずできるだけ早く拾い上げることも大切です。小さなお子様がいらっしゃるご家庭の場合だと、おもちゃや文具などを便器の中に入れてしまうこともあるでしょう。この場合は直接異物を取り除かなくては解消できませんので、道具や薬剤を使うことは避けます。

また昨今では室内飼いをなさっているペット用のトイレの砂を流されることでも詰まり原因の報告が多くなっており、トイレに流さないようにと注意が記されているほどです。異物等を流されなくとも、配管が詰まる原因には配管内の汚れが溜まって水を塞き止めているということもあります。主にヘドロや泥が堆積しやすい屋外の配管内で、この場合は簡単な掃除をおこなえば問題を解決することが可能です。

原因をしっかりと確認したら、いよいよ作業に入ります。便器に多くの水がたまっている場合は作業しやすいよう水を減らしておくこと、周囲に水が飛び散らないような対策もしておきたいところです。

トイレつまりの解消方法

では、実際にトイレつまりが発生してしまった時にはどのように対処するべきなのでしょうか。ここでは、つまりが発生した時のシチュエーション別にいくつか対処方法をご紹介します。

ラバーカップ(すっぽん)での解消方法

水道修理業者もよく使う一般的なつまりの修理道具といえばラバーカップです。固形物のつまりでない限り、大抵はラバーカップを使うことで解消できます

ラバーカップを押し込むことで生まれる真空状態から吸引する力で異物を除去するので、「押すこと」よりも「引く」ことを意識して使いましょう。ホームセンターや100円ショップ、Amazonなどのネットでも購入できるため常備しておくと安心です。

カップの中に水が含まれるように水を足す

まずラバーカップの種類について、しっかりと理解しておきましょう。実は多くの人がイメージするようなお椀型のタイプは実は「和式用」です。洋式が現在主流になっていますが、中間部分のゴムが突出している形をしているのです。

形状はあまり問題でないようにも感じますが、やはり形に合わせてきちんとフィットする形の方が、効果が高いということがいえます。もし和式用の人は洋式用の購入も検討しましょう。

準備ができたらそれを、さっそくつまっている排水溝の近くへそっと置きます。その時にカップの中に溜まった空気が出てくると、お水が飛び散ってくるような危険もあるので、しっかりと斜めに差し込むようにして空気を抜きつつ差し込んでいきましょう。

しっかりゴムの中が水で満たされていないようなことがあって、排水溝とその間に空気が入っていると、効果が薄れてしまうからです。そのゴム部分の中をきちんと水で満たしていた方が、圧力がきちんと中にかかり詰まりを解消することがより確実になるのです。

例えば飲み込むものを吸い込むような時も、重さを感じるかと思いますが、このような圧の違いを応用してきちんと水を押し出すようにするべきなので、できるだけ空気が入らないようにするのがまず第1ステップでとても重要なことといえます。その点だけは、しっかりと注意して間違いがないようにしましょう。

しっかりと詰まったものを取り除く

しっかりと排水溝に密着させたうえで押し込んでいきます。そのカップが十分にへこみきった上で力をいて入れて、引き抜くというのが正しい使い方です。実は押すと一度詰まったものを奥に押し込んでも全く解消されず、どんどん排水溝の奥に行くだけになり対処ができなくなって業者の手を借りなければいけなくなってしまう可能性があります。

押す方が手軽に解決できそうにも見えますが、トイレのつまりを起こしている原因をしっかりと引っ張り出すことが大切なので、押すのではなくて引くことで出すことが正しい利用方法です。原因がトイレットペーパーとかでしたら問題ありませんが、おもちゃのような溶けないものの場合はより悪化してしまう可能性もあるので、その点はよく注意しましょう。

続いて水が流れるかの確認ですが、ここでも注意点があります。例えば紙を使いすぎてしまっていたり原因が簡単な場合だったら簡単に流れ始めるようにもなりますが、固いものなどの場合は一旦スッポンの方は取り外して、原因となっていたものをゴム手袋でつまみ、バケツやビニール袋に移すようにしましょう。

ここで安心せずに、一気に流すようなことはしてはいけません。ゆっくりとバケツで水を汲んで流していくことが大切で、もしも流してしまうとまだ何かが詰まっていた時は溢れ出てしまう場合もあるので、気をつけましょう。

水が飛び散るのを予防する方法は

このようにすっぽんを使うことによって、しっかりと解消は出来るわけですが、使っている時にお水が飛び散ってしまうというようなことがないように、以下のポイントをしっかりと押さえておくのがおすすめです。

まず一つ目は「水が多いなら抜いておく」ということ。流れなかった水がかなりたまってしまっているかと思いますが、そのような状態で利用するとお水が溢れてしまったりする可能性が高くなってしまいます。そのような事態を避けるためには、前もってバケツで中の水をかき出したり灯油ポンプを利用して汲み取ると安全です。またそのお水は後で水が流れているかを確かめるテストに、使うことができます。

また二つ目のポイントとしては「大きめのビニール袋を利用すること」。その底に穴を開けて、そこにすっぽんを通すようにし、便座全体を覆うようにビニール袋を広げれば飛び散りを防ぐことができるようになります。

またお手入れもとても大切であり、きちんとしないと悪臭やコバエが発生する原因となりかねません。洗剤や漂白剤を使うとゴムを劣化させてしまう原因にはなるので、水で綺麗に洗い流す程度で良いので、きちんと洗うようにしそれから天日干しをするようにしましょう。

専用のケースが付属しているタイプもありますが、すぐに使うのではなく、通気性によく注意し、乾かしてから保管するのがおすすめです。

真空式パイプクリーナーでの解消方法

トイレのつまりを自分で直す方法としては、専用の道具を使うことも多くの家庭で選ばれています。ラバーカップは特に有名ですが、この他では真空式パイプクリーナーも効果的です。

ラバーカップよりもさらに強い圧をかけることができますので、ラバーカップで対応できない場合も試してみることがおすすめです。真空式パイプクリーナーはトイレはもちろん、キッチンやバスルームなど他の水回りでつまった場合にも解消に利用できます。

原理としてはラバーカップと同じようになっていますが、さらに強い吸引力と圧力をかけることができるので頑固なつまりも改善できることが期待できます。サイズが合っていることも大事ですので、購入前にはよく確認しておきましょう。そして、和式と洋式でも選ぶ機器は違ってきますので、自宅のトイレの形状と合うものを選ぶことが大事です。

作業の際には汚水が周囲に飛び散る可能性がありますので、ビニールシートや新聞紙などで養生しておくとより安心です。作業のために溜まった水を取り除いている場合もありますが、水がまったくない状態では作業を成功させることはできません。

カップが水につかった状態でなければ圧力が逃げてしまう可能性がありますので、カップの上ぐらいまでは水をためておきます。真空式パイプクリーナーで作業をする際は、隙間を作らないようにしっかりと排水口に押し付けておきます。流してはいけない異物を落としている場合は、こうした作業をすることでさらに奥へと押し込んでしまう可能性がありますので、異物を落としたときはこのような作業は行わないようにしましょう。

ハンガーでの解消方法

ハンガーでトイレのつまりを解消するためには、これを加工していく必要があります。プラスチック製のものは使用できないので、針金製のものを使用するようにしてください。針金タイプは比較的加工しやすいと言えますが、巻かれている部分がかたくて取りづらい場合は巻かれている部分をペンチで切ってから加工すると良いでしょう。

まずは針金製ハンガーをまっすぐに伸ばし、片側の先端を数字の「9」のように丸めてください。丸めことで針金の先端が便器や排水管を傷つけてしまうというトラブルを避けることができます。先端を丸めるときには丸めた部分が大きくなりすぎないようにすることが大切で、排水管に入るくらい、もしくは少し小さめのサイズにしておくと良いです。

これをトイレの排水管へとゆっくり差し込んでいき、上下左右に動かしてつまりの原因を探ります。トイレットペーパーなどの塊を見つけたら、これを使って少しずつ分解しながらつまりを取り除きます。

大便やトイレットペーパーなどの水に流れるものが原因でつまっているのであれば、このような手順で問題を解決することができるでしょう。

つまりを直すときに注意しておくべきこと

ハンガーを活用してトイレのつまりを直すときには、いくつかのことに注意しておかなければなりません。まずは、便器や排水管内を傷つけないように気をつけるということです。

針金は加工しやすいというメリットがありますが、簡単に形状が変わってしまうことはデメリットにもなります。便器や排水管を傷つけないように先端を丸めておいたとしても、奥へ差し込んでいくときに形が変わって傷つけてしまう可能性がないとは言い切れません。つまっている原因を探すことに夢中になっていると、つい力がこもってしまい針金が形状を変えて便器や排水管を傷つけるかもしれないので注意してください。

また、つまりの原因が水に流れるものであるかどうかに注意しておきましょう。便やトイレットペーパーなど水に流して良いものであれば奥へ押し込んでも問題ありませんが、子供が流してしまったおもちゃや落としてしまったスマホなどが原因の場合はこの方法はおすすめできません。

奥へ押し込まずに手繰り寄せようとしても、上手くいかずに押し込んでしまう可能性が高いので、これらの場合は業者に修理を依頼してください。水に流れないものがつまっている場合は、奥のほうに原因があるほど修理料金が高くなります。良かれと思ってやったことが裏目に出る可能性があるので、水に流れないものの場合は初めから業者にお願いするべきです。

つまりを解消できないケースもある

残念ながらハンガーを加工した針金を活用してもつまりが解消できないケースもあります。最も多いのは、トイレのつまりの原因が水溶性ではない固形物というケースです。トイレットペーパーや便などはほぐすことで水に流してしまうことができますが、おもちゃやスマホなどの固形物は流れてくれません。

それどころか奥へ押し込まれてしまうと取り出すことが困難になり、修理時間や修理費用が多く必要となります。どのようなケースでも利用できると思って針金を差し込んでみたら、原因が固形物でよりひどい状態になってしまう可能性があるので注意してください。

また、水に流すことができるトイレットペーパーや便であったとしても、カチカチに固まっていたり奥のほうにつまっていたりすれば、針金では解決できない可能性があります。あまり奥まで入れてしまうと手が滑って針金が取れなくなってしまったり、知らず知らずのうちに針金が変形して便器内を傷つけたりすることもあるでしょう。

このように針金ハンガーを活用しても、つまりを解消することができないケースもあるということを知っておかなければなりません。原因を把握せずにハンガーを使用してつまりを取り除こうとすると便器や排水管を傷つけてしまったり、よりひどいつまりを引き起こしてしまう可能性があるので、この方法を実践するときには注意してください。

ペットボトルでの解消方法

便器のつまりを自分で修理するときに、ラバーカップを手に入れることができなければ、身近なもので対応するしかありません。そこで役に立つのが「ペットボトル」です。ラバーカップは、全てのご家庭に置いてあるとは限りませんが、ペットボトルの一本や二本なら大抵あるのではないでしょうか。

使い方ですが、まずはペットボトルを用意してください。サイズは500mlサイズがちょうど良いでしょう。そして飲み口のキャップは外して、ペットボトルの底の部分を切り取ります。数センチくらい切ってください。切り口で手を怪我をしやすいですので、切り口の部分にビニールテープを貼るなどしておきましょう。

次に、ゴム手袋をはめてペットボトルの底の部分を下にし、そのまま垂直に便器の排水口に突っ込みます。 手のひらを上に向けて、飲み口部分に親指の腹を押し当てて、人差し指と中指で挟む様にしてペットボトルを持ち、そのまま押したり引いたりを繰り返します。

最初は変化がなくても、そのうちに水の量が減ってきて、ゴボゴボという音がするようになったら、あともう少しです。さらに便器の中でペットボトルを押したり引いたりを繰り返すと、だんだんと水が流れるようになる可能性が大です。 もしもペットボトルで直せたらこんな便利なことはありません。使った後はそのまま捨てることができて収納場所にも困りません。

ラップでの解消方法

ラバーカップがお手洗いにない場合、ラップを使用して解決できる場合もあります。方法ですが、便器にラップをして便器の中に空気を含ませます。この時ラップはピンと張っている状態であることが望ましく、張り詰めていない場合は、空気の圧を便器内に封入することができないためピンと便器に張り付けた状態を維持します。

ピンと張り詰めている状態が維持できているのであれば、便器に張り付けているラップの真ん中を押して空気を押し込むようにラップを押します。そうすることで便器内に空気を押す動きが生まれラバーカップと同じ効果が生まれ、便器の中の異物を押し込むことができ、下水に異物を流し込むことができます。

この方法の利点としては、身近にあるラップを使用してトイレの詰まりを解消することができますが、あくまでもラバーカップがない場合において緊急を有する場合においてトイレの排水ができるようにするための方法であるため、ラバーカップの他排水ポンプなどの専用のつまりを解消する道具を使用することが一番安心してトイレの中の異物を除去する方法となります。

ワイヤーブラシでの解消方法

排水管内の詰まりを解消させるためには詰まっている箇所にアプローチする必要がありますが、その役割を担ってくれるのが「ワイヤーブラシ」です。この道具はプロの専門会社も使用しているもので、ホームセンター1個1,500円程度で販売されています。直径1cm程度の細いワイヤーの先端に目の細かいブラシが備わっており、配管内の異物を取り出したり管内に付着している汚れを除去するのにも役立つものです。

ワイヤーブラシは1m~最大で10mまでの長さを有したものまで販売されていますが、一般家庭で用いる際は5mの製品が扱いやすいでしょう。ワイヤーブラシの先端にあるブラシはナイロン製のものと金属製の2種類があります。金属製は摩耗しにくくて配管内の汚れをよく落とせますが、取り扱う時の力加減が難しくて管を傷つける恐れもあります。年に数回程度しか使用しないことを考慮すると、傷をつけにくいナイロン製のブラシを選ぶのがいいといえます。

ワイヤーブラシを使って詰まりを直すには、便器の排水口からゆっくりとブラシを挿入していきます。柔軟性に長けているワイヤーなので、直線構造になっていない配管であっても形状にそって先端を押し進めることが可能です。

ゆっくりと挿入する理由は、詰まっている異物にブラシが接触した時の感覚を指先で感じ取らないといけないからです。異物が詰まっている箇所を探り当てられない場合は、ワイヤーをすべて配管内に入れてから前後左右に小刻みに動かしながら引き抜くようにすると異物を除去することができます。なお、ワイヤーブラシで詰まりを直している間は配管内に水が流れ込まないようにしましょう。

酢と重曹での解消方法

突然トイレがつまったら水回りの修理の専門家に依頼するのが一般的ですが、もしかしたら自己解決することができるかもしれません。中でも有名な方法が酢と重曹を組み合わせてトラブルを解消する方法。入手方法が容易で材料費も安価なので、これでトイレつまりを解消させれば理想的です。

トイレつまりを解消するための用意をする

実際にこの方法を実践するときに必要になる、材料を確認しておきましょう。用意するのは酢が計量カップ半分ほど(100ml)に重曹150gほど(計量カップで言うと4分の1ほど)、見た目の印象ではそれぞれが2:1ほどの分量になります。これらをとかすための水は40度から50度ほどのぬるま湯、これを1.5ℓほど用意してください。

ちなみにお酢がないときはクエン酸でも代用できます。 お湯の分量の目安ですが、便座の排水口の水を抜いてからその後投入するので、便座の半分程度を満たす分量を用意しておけばいいでしょう。

なお掃除の際には熱湯に重曹などを溶解させることがありますが、熱湯を使用するのは控えるのが賢明です。高温の影響で便座にひびがはいるなどの影響がありえるからです。

トイレつまり解消の際の作業手順

それでは実際にトイレつまりを解消する手順を御紹介します。まず事前準備として止水栓を止めます。これは清掃中にあやまって水を流してしまうのを回避するためと、洗浄装置の誤作動による水の飛散を防止する意味合いがあります。

止水栓はタンクの左右いずれかの横側についています。マイナスドライバーまたはプラスドライバーで動かせる仕様になっていますが、右回りにまわすと栓が閉まります。

続いて自動洗浄装置の電源もオフにするべく、電源コードを抜いてください。抜いたあとのコンセントも感電の恐れがあるので、ビニール袋などで養生し防止処理をしておきます。そしてトイレ内部は換気しておきます。炭酸ガスは二酸化炭素なので、密閉した環境では濃度が高くなると人体への有害性がありえるからです。

用意した材料を投入する前に、便座内部の水分を取り除きます。便器内の水の分量が多いと、濃度が低くなり十分な量の炭酸ガスを発生させることが困難です。牛乳パックの空き箱などでくみ上げることが出来ますが、抵抗を感じる方も多いのでサイフォンでくみ上げる方法がおすすめです。冬場の暖房のために利用する灯油などをくみ上げる道具ですが、安価で入手するのは容易です。

いよいよ用意した材料を投入しますが、ここで重要なのは投入する順番です。必ず重曹を先に投入して、酢はその後に追加投入してください。

効率的にトイレつまりを解消するためのポイント

用意した分量の酢と重曹を投入すると、シュワシュワ泡が発生するのを確認できるはずです。発泡現象があり炭酸ガスが活発に発生しているようなら、出来るだけ高い位置から用意したぬるま湯を注いで下さい。高い位置からぬるま湯を投入するのは、水流を強くして炭酸ガスの化学反応と、水流の物理的力を併用して、効率的に汚れを除去するためです。そのまま便座の蓋をして1時間ほど放置します。

1時間ほど経過したら、水で流すわけですが、つまりが解消されたかを確認するには、バケツに水をとるなどして少しずつ流してみることです。解消されていれば水がパイプ内に吸い込まれていきます。問題が無いようであれば、そのままバケツの水で流れてしまうことを確認します。

この手順でトイレつまりを解消するときのポイントは、重曹→酢の順番を絶対に順守すること、この順番がおざなりでは炭酸ガスが発泡する時間が短くなり効果が半減してしまいます。 そして泡を十分に発生させてから、ぬるま湯を流すことも重要です。

ぬるま湯を流す時は、十分に排水口の奥に行き届けることを意識することがポイントです。単純に勢い良く流してしまっては、炭酸ガスの発泡による汚れの分解作用が十分に発揮されないからです。

重曹と酢の作業が終了したあとは、ラバーカップで仕上げると、より効果的にトイレつまりを解消させることが出来ます。ラバーカップもうまく活用して、トイレつまりを解消して下さい。

トイレつまりを防止する方法

そもそもトイレつまりが発生しないことに越したことはありません。つまりを防ぐために意識すべきこともあわせてご紹介します。

一度に大量のトイレットペーパーを流さない

トイレがつまる原因の多くは、「流しすぎ」です。トイレットペーパーを一度に大量に流さないよう、こまめに流すなど工夫しましょう。また、掃除用シートなどトイレに流せる商品であってもトイレットペーパーに比べると溶けにくいものがありますので、たくさん流してしまわないよう気をつけましょう。

こまめなトイレ掃除

定期的に掃除を行っていないと、排水管に尿の成分が固まった尿石がたまって詰まりの原因になることがあります。水に流せないものを流した覚えがないのに水の流れが悪いと感じるときには、尿石除去剤などで清掃を行うことで改善されるかもしれません。

ペットボトルによる節水をやめる

節水のために、トイレタンク内にペットボトルを入れるという方法があります。しかし、流れる水量が減ることで流しきれなかったトイレットペーパーなどが排水管の中に溜まってつまりを起こす原因になることがあります。

また、トイレタンク内でペットボトルが部品と接触して詰まりとは別の故障を引き起こす可能性もあるので控えた方がよさそうです。

どうしても問題を解消できない場合はプロの方に頼む

トイレのつまりは前兆があり、詰まる前に必ず問題を抱えます。その兆候に気づくのが遅れた場合、便器内が詰まった状態となり、ハンガーやラップを使用してつまりを解消させるわけです。

ですがどうしてもつまりが解消できない場合ということもあります。水に溶けないものを流してしまった時には、詰まっているものを直接取り出さない限り解消されません。

目に見えている範囲であれば火バサミや手袋を使って引っ張り出せるかもしれませんが、排水管の中で見えない位置まで流れてしまった時は、ザットマンやクラシアンのようにプロの水道トラブル解決業者に任せるという方法があります。

この方法ですと、利点として自分はトイレのつまりを治すために汚れる必要性は無いですし、排水ポンプなどを使用してプロの方は異物を除去しますので便器を傷めることなく問題となる異物を取り除きます。

どうしても自分でする場合においては、道具がそろっていない場合、応急処置として身近なもので対応するしかなく、そうした場合問題としては、便器に傷をつけたり、便器内にあるセンサーを傷つけたりすることもあります。最近のお手洗いはセンサー類を装備しているものが多いため、きちんとした道具を使用せずにつまりを解決した場合、後から問題を抱えてしまっていることも多いのはその為です。

プロの水道修理の方々であれば、センサー類などを損傷させることなく、排水ポンプや真空ポンプなど様々な道具を駆使して便器にダメージを与えることなく異物を取り去ることができますので、どうしても問題が解決できない、もしくはお手洗いを壊したくないという場合においてはプロの方に来てもらうというのも考えておきましょう。

まとめ

トイレつまりを放置することによるトラブルを防ぐためにも、トイレがつまってしまっても焦らずにしっかりと対処していきましょう。日常のケアで、いざという時の負担を減らすことができるためぜひできるところから実践してみてください。また、自分で対処するのが不安な場合や、対処してみても直らない場合にはプロの業者にお願いしましょう。

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